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miccaで4$

最近焦って読んでしまう。 読みたい本がいっぱいあるから。 でも読むのが遅い・・・ジレンマ。

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『恋する空港』新野 剛志



前作「あぽやん」の続編である。



旅行会社勤務を経て、作家へと、あたしの夢をカタチにしたような御方。

前作同様、空港で起こりそうな、でも、絶対起こらなさそうな、事件が巻き起こる。
一話目の結末が、イロイロと交流を持ったお客様が、
旅先で航空機事故に巻き込まれて亡くなる。

わたしにも、そんな経験があったので、
読み進むのがツラク、断念しそうだった。

最近、小説の中の人達が死ぬ事が、どうも、いやだ。
現実世界に、こうも、死が沢山あるのに、小説の中でまで、そうだと、
気持ちが沈んでしまうのだ。

娯楽的な本を読みたかったのに、一話目に予期せぬ死を与えられ、
作者を恨みそうになる。

何で、イキナリ、ハマさんを殺しちゃうの~~?

小説の中の死にまで、敏感になるって、情緒不安定気味なのかしら。
更年期かしら?
きっと、ソレだな。

うむ。
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『ボクらの時代 ロングヘアーという生き方』みうらじゅん・高見沢俊彦・リリー・フランキー


おもしろい。
としか言いようも無い。

なんか、男子っていーなー!
って思えてしまう。

絶対的不変な共通の話題がある。
のね。

女子には、無いわね。

三人三様、それぞれに生きる世界は違えど、
その向いたベクトルは様々でも、出発点「0」は、皆一緒、っていう感じ。

編み物ばっかしてるヤツでも、考えている事は、一緒。
皆、童貞をこじらせている。

そうなのかー。
女子は、っていうか、わたしは、やっぱし、自分を粉飾しちゃうわね。
等身大なオッサン、3人の会話は、すごく面白かった。

「お前なんかもう死んでいる」有吉 弘行


もちろん、指南書として、聞いちゃイケマセン。
あくまで、娯楽本として。

転落から現在までの自伝の様な感じで、有吉本人が、
生きる術としている事であり、共感を持った所だけ取り入れたい。

本文中で、有吉も言ってます。
「成功者に学ぶ!」なんて本を読んでも意味がない。
普通の人ができないことやったから本書けるっていう、根本を知れ。

っていうね。
なるほどね!

イチバン気に入ったところは、
「絶対評価」と「相対評価」のくだり

「こいつは絶対的に仕事ができる」っていう評価と
「こいつはこの中では仕事ができる」っていう評価。

「絶対評価」は必要ない。


なるほど。

あたし的には、こうかな。
「こいつは、この中だと仕事がデキル」
すごく良いパスを出してくれる娘と一緒だと、スゴクデキル。

同じパスでも、気付かない人だっているワケだし。

やっぱし、大事にしたいトコロでだけ、頑張れば良いな。
誰からも好く思われたいなんて、無理だし、不可能だし。

有吉の言わんとしている事とは離れてしまうが、まぁ、エエだろう。
読み手が勝手に想像するのは悪い事ではないよね。

「日本で一番まっとうな学食」山本 謙治


こんな学校が我が県にあったら、子供を通わせたい。

埼玉県は飯能市にある「自由の森学園」という学校の学食の話である。

化学合成農薬を使用しない農作物や抗生物質を与えていない肉など、
安全な食材を使う。

食品添加物を使用せず、栄養士などの肩書きを持たない、
普通の主婦の手作りの食事。

余った食べ物は、次の食事に回し、残食が究めて少ない、稀有な学食である。

寮を備えている為、こちらの学食では3食を作る。それゆえ、朝食で余ったひじきを、昼食のひじきゴハンに。
などという、機転を利かすことが出来る。

給食・学食・社食。
どれをとっても、その残食率は、高い。

日本の食の廃棄量は、世界一とか言われているが、
きっと、そうだろう。
世の中には、食うや食われずの人が沢山いるのに。

まっとうな食事をすると言う事は、
食事を作ってくれた人に感謝。
食材を作ってくれた人に感謝。
他の命を頂いている事に感謝。

まっとうな食事をしていないと、そのココロを失う事になると思う。

「私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか」松本聡香


彼女の言葉から一体何を期待していたのか、自分でも解からないが、
納得できるような言葉を見つけられなかった。

サリン事件当時、彼女は、5歳だったそうで、15歳になるまで、
サリン事件は勿論、オウムが犯してきた事件の事を知らなかったそうだ。

そして、彼女は、今21歳。
この題名で書くには合致した年齢だと思うが、まえがきにあったような、
内部告発的な、内側の事を書くには、時期尚早だったのではないかと思う。

自分には何も罪がないのに、こんなに差別された。いじめられた。
という内容が、多く書かれているように感じる。

それは、題名そのままの、苦痛の訴えであり、助けを求める声なのである。

彼女が一生背負っていかなければならない、「麻原彰晃の娘」という肩書きは、
成人したこれからの方が、重くのしかかるのではないだろうか?

その重い、重い、荷物を、生まれながらにして背負わされる事に、
同情を感じずには居られないが、
私には自信が無い。
もし、私に子供がいて、彼女が我が子のクラスに転入して来たら、
「誰とでも仲良くするのよ」
そう言える自信が全く無い。


しかしながら、こうして、彼女が世間と関わっていく事で、
教団の呪縛から開放されると良いな、そんな、他人事のような事しか言えない自分が、
偽善者だと気付く。

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