miccaで4$
最近焦って読んでしまう。 読みたい本がいっぱいあるから。 でも読むのが遅い・・・ジレンマ。
「私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか」松本聡香
彼女の言葉から一体何を期待していたのか、自分でも解からないが、
納得できるような言葉を見つけられなかった。
サリン事件当時、彼女は、5歳だったそうで、15歳になるまで、
サリン事件は勿論、オウムが犯してきた事件の事を知らなかったそうだ。
そして、彼女は、今21歳。
この題名で書くには合致した年齢だと思うが、まえがきにあったような、
内部告発的な、内側の事を書くには、時期尚早だったのではないかと思う。
自分には何も罪がないのに、こんなに差別された。いじめられた。
という内容が、多く書かれているように感じる。
それは、題名そのままの、苦痛の訴えであり、助けを求める声なのである。
彼女が一生背負っていかなければならない、「麻原彰晃の娘」という肩書きは、
成人したこれからの方が、重くのしかかるのではないだろうか?
その重い、重い、荷物を、生まれながらにして背負わされる事に、
同情を感じずには居られないが、
私には自信が無い。
もし、私に子供がいて、彼女が我が子のクラスに転入して来たら、
「誰とでも仲良くするのよ」
そう言える自信が全く無い。
しかしながら、こうして、彼女が世間と関わっていく事で、
教団の呪縛から開放されると良いな、そんな、他人事のような事しか言えない自分が、
偽善者だと気付く。
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