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最近焦って読んでしまう。 読みたい本がいっぱいあるから。 でも読むのが遅い・・・ジレンマ。

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『わたしの蜻蛉日記』 瀬戸内 寂聴

あたくしの場合、たいがい、偏狭・偏愛が過ぎる。
古典といえば、「枕草子」「源氏物語」に偏りすぎていて、
蜻蛉日記は読んだ事が無かった!

そんなあたくしにピッタリの、読み解く道しるべを示してくれる一冊。

恥ずかしながら、「源氏物語」が書かれる30年も前に書かれた日記だったのですね。
知りませんでした。

作者・藤原道綱母といふ人、とっても生々しい。
オンナのもっすごい嫌な部分も包み隠さず
(ソレを反省するココロが無い、と寂聴は言ふ)
つづる。

ぁーーー!もーーーぅ!
何で、ソコで、ソレ、言っちゃうかなーー!

1000年も前に生きた女に、ダメ出ししたくなる。

それは、取りも直さず、今の時代の自分に置き換わるから、イラッとするのである。

ものすごく共感で来ちゃうっつーコトは、人の感情とかいうものは、
「進化」ってないのだな。

人を妬んだり、羨んだり、憎んだり。
1000年前の女も、2010年に生きる女も同じコトを感じるのよね。


解説がとても多いので、寂聴の考えや研究結果に、左右されやすい。
今度は、現代語訳で自分の感じるままに読んでみたい。
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この記事へのコメント

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無題

装丁が美しい本ですね。
興味を持つきっかけになる一冊になりそうですね。
人の感情に進化がないというあたりに親近感を持ってしまいます。
寂聴さんの本をそんなに読んでいるわけではありませんが、解説が多いということはかなり寂聴さんワールドな言葉で綴られているのかしら?なんて勝手に想像をしてしまいました。
  • from パンプキン :
  • 2010/03/05 (10:30) :
  • Edit :
  • Res

パンプキンさん

ホントに!美しいですよね!
寂聴氏はこの時代の文学に造詣が深いので、他の文学作品との比較や、当時の風習の信憑性を語るのに出す例などに、
研究の深さを感じました!
マサに、解説書と呼べる、すばらしい一冊だと思いますので、
興味をそそられたら、ぜしとも手にとってイタダキタイですぅ~~♪
  • from micca :
  • 2010/03/06 (12:56) :
  • Edit :
  • Res

こんにちは!

いまさらですが(笑)、リンクさせていただいても
よろしいかしらん?

寂聴さんの本は、なかなか波乱万丈の人生を送ってきただけあって、それぞれに気迫を感じて面白いですよね。
ぼちぼち寂聴さんの『源氏物語』を読み始めようと思っております。
  • from mizutani.ryoma :
  • URL :
  • 2010/03/12 (10:29) :
  • Edit :
  • Res

mizutani.ryoma サン

こんにちは♪
ぜひぜひ、リンク、じゃんじゃん、やっちゃってクダサイ^^(こちらにも貼らせていただいていいかしらん?^^)
ホントに!寂聴氏の研究の深さもさることながら、ご自身の考えや想像なども踏まえての新しさを感じられました!

お!「源氏物語」ついに、読み始めますか!(笑)
わたくしもちょっと古典熱に火が着いてしまいまして、あれもこれも読みたい病にかかっております!
  • from micca :
  • 2010/03/12 (14:40) :
  • Edit :
  • Res

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